出　　演： 磯村みどり
　　　　　　江藤　潤
　　　　　　草薙幸二郎
　　　　　　外山高士　　他

【スタッフ】

演　　出：白石弘明
脚　　本：青木邦夫
企画･原案：磯村みどり

主催･制作協力：(有)咲ブルーミング
制　　作：松竹サービスネットワーク
後　　援：(財)水資源協会
　　　　　 全国水土里ネット
　　　　　 足立区教育委員会

【あらすじ】

　むか〜し、昔。その土地、土地には風習やしきたりがありました。
盆踊りはお盆にもどってきた精霊を慰め餓鬼や無縁仏を送るための踊りという説があっ たり、
｢くちべらし｣の為に奉公にでたりと・・・

　｢いのちの華｣は、人が人と自然と共に生き、生かされる物語である。
とき(磯村みどり)は、若くして亭主に死なれ、女手一つで息子を育て、はや数十年、
70才になろうとしていた。この村では70才になると'お山'へ行くしきたりがあった。
祭りの晩、息子与助(江藤潤)に明日、お山に行くと告げる。
　お山入りすると、同じ村のつる(外山高士)が腹を空かし生きていた。
老人たちは、死ぬ為に、生きてゆく。山での生活は、猟師の為吉(草薙幸二郎)など によって、
苦しいが楽しいものになってゆく。

老人の少なくなった村里では、あっちでも、こっちでも問題発生!

その頃、山では、道行の若い男女を助け、死ぬ順番が違うよと論していた。

　死ぬ為の生活が、楽しくなり、なぜ、人はいのちのある限り生きちゃいけないのか?と・・・
そんなある日、ときが、子供の頃見た茸の形をした雲が現れる。
大雨が降り、鉄砲水が起こる前触れ・・・
意を決し、ときは村人を助けに山を降りる。
果たしてどなることやら・・・

"婆ァ〜婆ァ〜ブギウギ"のリズムに乗って、老人の知恵、
いのちの大切さを感じて 頂けると幸いです。