チケット料金(全席自由・税込) 全席自由 3,000円 A・B通し券 5,400円
※通し券はTHEATRE1010チケットセンター・窓口のみの
  お取扱いとなります。

会員・一般予約開始 4月27日(木)
窓口販売・予約引取開始 4月29日(土)
会場 1010ミニシアター(北千住駅 西口 マルイ10階)
お問い合わせ 劇団キンダースペース 048-252-0551
THEATRE1010 03-5244-1010


一人しか出てこない演劇でも朗読劇でもないドラマ
それをモノドラマといいます



     2006年6月3日(土) Aprogram 15:00開演 Bprogram 18:30開演
          6月4日(日) Aprogram 13:00開演 Bprogram 16:30開演

【出演】

Aprogram:小林元香 瀬田ひろ美
Bprogram:白沢靖子 目黒幸子

【スタッフ】

構成・演出:原田一樹
照   明:森田三郎
音   響:小林 史(劇団NLT)
舞台監督:村信保

【解説】

これは演劇に限ったことではありませんが、およそ表現芸術というものは、その創造においても
鑑賞においても、本来そこにはない、またはそこに見えないものを見ようとする行為であると言って
さしつかえないと思います。
例えば、ゴッホの絵を見て我々が感じるのは、そこに見えたであろう糸杉や星月夜の変形した姿
ではなく、それをそう描く彼の内面と彼自身の葛藤の姿です。彼の絵を見るまで、私たちは誰も
こういう葛藤を見たことはありませんでした。これは、ミロのヴィーナスや、モナリザの微笑みでも
同じ事で、我々はそこに今まで見たことのない「美」というものの表現される、その瞬間を見ているわけです。
一方で、今「映像」はその技術において飛躍的な進歩をとげ、私たちはそれこそ見たことも無いものを眼前にすることが出来ます。しかしここで目指されているものは、少なくとも「演劇」の表現とは
別のものであることはまちがいありません。
では、演劇の方法とはどういったものでしょうか。それは例えば、何もない空間に真っ赤な林檎を
一つおいて、林檎それ自体の美しさよりも、いま林檎がそこにある、というドラマの時間によって
感得される美を表現するものだと考えています。
今回のモノドラマは、いわばたった一つの林檎によって、一つの世界を作り出そうという試みです。
原作の小説はすべてわが国の近代というものを背景にしています。
したがって、そこに見えるであろう見えないものとは、例えば私たちの抱えて来た「不安」というものであろうと考えています。



劇団キンダースペース
1985年創立。代表 原田一樹の作・演出によるオリジナル作品の上演、矢代静一作品や、
ギリシャ悲劇、シェークスピア、ユージン・オニール作品の連続上演。
アトリエレパートリーシアターにおいては、「モノドラマ」「短編演劇アンソロジー」などの新たな
試み、若手作家・演出家の作品も積極的に上演している。
公演活動の他に、石川県七尾市中島町・三重県嬉野町での町民劇団公演、佐世保市劇100周年記念講演、彩の国さいたま芸術劇場オリジナル作品やステージクラフト、 埼玉県キラリ☆ふじみオリジナルミュージカル、足立区民ミュージカル「しあわせなモミの木」など、地域の公共ホールや市民を主体にした参加型演劇のための企画・演出・出演・指導。
石川県や富山県での高校演劇ワークショップや、キンダースペースアトリエでは経験者・未経験者対象の年間を通した演劇ワークショップも行っている。
原田一樹
劇団キンダースペース代表
財団法人演劇人会議評議委員
日本劇作家協会会員
演出家協会会員
90〜91年ACCの招聘によりニューヨークに留学。キンダースペースが行う地域でのワーク
ショップ・公演にて、作品創出・演出・指導。俳優座、文化座、NLTなど他劇団公演演出。
高校生戯曲コンクールや高校演劇コンクール審査員、小学生から高校生向けワークショップ、
音楽座、スターダス・21等養成所講師等、劇団公演以外の演劇活動も幅広く行う。
足立区民参加ミュージカル「しあわせなモミの木」演出。

チケット取扱
THEATRE1010 チケットセンター 03-5244-1011
オンラインチケット https://www.t1010.jp/