チケット料金(全席指定・税込) S席 6,500円 / A席 5,000円
会員先行予約開始 2月18日(金)
一般予約開始 2月20日(日)
窓口販売・予約引取開始 2月22日(火)
お問い合わせ THEATRE1010 03-5244-1010
時は大正ロマンの真っ盛り。
芸者屋を舞台に、3人の男女が織り成す恋模様。
粋でいなせな物語。
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出演:水谷八重子 松村雄基 宮川浩 他

原作:永井荷風
脚色:久保田万太郎
演出:青井陽治



 大正の中頃、初夏。
本所石原附近の荒物屋の二階に、下谷月の家の芸者君香(水谷八重子)と義太夫三味線弾きの鶴沢宗吉(松村雄基)が隠れ住んでいた。
君香は親許を離れてから房州の達磨茶屋を渡り歩き、その後、下谷から芸者に出るうちに宗吉と抜き差しならない関係となった。

 新橋の芸者丸治(伊藤みどり)は宗吉と深い仲であったが、君香との関係をかぎつけ、女が出来たのなら、その女に熨斗をつけて進上するから、代わりに一筆書いて貰うと、宗吉に迫った。
女の方から手切れ金を突きつけられ、証文まで取られては、男の面子が立たないとは思いながらもちゃんと前借を返して君香と所帯を持とうと、恥を忍んで丸治の金を受け取ったことを君香に告げると、自分のためにと君香は泣きじゃくるのだった。

 だが、そんな二人を君香の昔の男で新内語りの〆蔵(宮川浩)が見え隠れに追っていた。

 荒物屋の二階での生活は師匠をしくじった宗吉には苦しい限りで、君香の着物も質屋に曲げつくし、着替えにも不自由な状態だった。
ある日、宗吉が日銭稼ぎの流しに出掛けた時、〆蔵が姿を現した。以前から〆蔵からよりを戻そうと口説かれていたのだが、出掛ける着物もなく、そのままにしていたので業を煮やして現れたのだ。
実のところ君香という女は口説かれると、誰の言うことでもついその気になる、日毎色を変えるあぢさゐの花のような女だった。

 宗吉に苦労をかけるのも自分のせいと思った君香は周旋屋の山崎(立松昭二)の仲立ちで再び芸者に出ることを決意する。
小園と名を変え、葭町から座敷に出た君香は宗吉との仲が次第に疎遠になっていった。
そんな折、宗吉は、君香が置屋の主人と深い仲になり、そのため女房は家出、抱えの芸者たちも去って、その置屋の家運も傾いてしまったと聞く。
そう聞かされても、君香が悪い女だとは思えなかった。
ただ情に脆く、その時々の真実に精一杯生きているだけなのだと、思えてならなかった。

 厩橋近くの河岸で、君香と二人きりになった宗吉は本心を聞かせて欲しいと君香に迫った。
真剣に問い詰める宗吉に何も言わず立ち去ろうとする君香。
ついに逆上した宗吉は刃物を手にしたのだった。
水谷八重子
東京都出身。
母は新派の名女優初代水谷八重子。
父は歌舞伎俳優の十四代目守田勘弥。
1955年8月歌舞伎座の新派公演で、水谷良重の名で初舞台。
以来、舞台のみならず映画・テレビ、また歌手としても活躍。95年には二代目水谷八重子を襲名した。

舞台では泉鏡花の「滝の白糸」の水芸太夫の白糸や「日本橋」の芸者お孝、北條秀司の「女優」の松井須磨子や「佃の渡し」のおきよ、お咲など当り役も数多い。
最近では朗読にも力を入れており、昨年、一昨年と自身の企画で「大つごもり」を芝居と融合させて上演するなど精力的に活動をしている。
主な受賞歴は78年「滝の白糸」「祇園の女」での菊田一夫演劇賞、88年「佃の渡し」「京舞」での松尾芸能賞大賞(演劇部門)、92年「佃の渡し」での芸術選奨文部大臣賞、芸術祭賞、都民文化栄誉賞などがある。
松村雄基
東京都出身。
80年、連続テレビドラマ「生徒諸君」の主役としてデビュー。
その後も「スクール・ウォーズ」「不良少女と呼ばれて」などの青春ドラマで人気を獲得した。
近年は「お江戸でござる」でコメディーに挑戦するなど芸域も広げている。
舞台では「南太平洋」「上を向いて歩こう」などのミュージカルや音楽劇から、「宮本武蔵」「空のかあさま」「妻たちの鹿鳴館」「雪国」「道頓堀ものがたり」「ふるあめりかに袖はぬらさじ」など様々な作品に取り組んでいる。
昨年は「喜劇お江戸でござる」「虹の橋」に出演した。
宮川 浩
長崎県出身。
大学在学中に「レ・ミゼラブル」のオーディションを受けて合格し、初演より参加。93年「ミス・サイゴン」では主役の恋人役クリスを演じ、その力が認められた。
94年からは「レ・ミゼラブル」でマリウス役を演じている。
また「回転木馬―CAROUSEL」では主役ビリー役に抜擢されたほか、96年のブロードウェイミュージカル「蜘蛛女のキス」では革命家ヴァレンティン役を好演した。
ミュージカル以外にも「ミツコ」などのストレートプレイでもその堅実な演技で大きな存在感を示している。
チケット取扱
THEATRE1010 チケットセンター 03-5244-1011
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