新しい音楽(タンゴ)のために ■小松亮太&ザ・タンギスツ。 デビュー時の爆発的大ヒットを導いた5人編成ユニット。この、キンテートと呼ばれる形態はバンドネオン、ピアノ、ヴァイオリン、ギター、コントラバスという特異な編成から成る。 かのアストル・ピアソラもこの編成のバンドを2度結成し、名盤として知られる録音や、名曲を残した。 小松亮太は、その、キンテートの編成でデビューを果たし、これまで数え切れない公演数を重ねてきた。 しかし、2005年、小松亮太は決意した。 このツアーで、自らの手兵といえるザ・タンギスツの活動を一時休止しよう、と。 ■北千住−小松亮太の生まれた地。最後のタンギスツ。 何かに区切りをつけ、前に進もうとする時、必ず自分の原点を振り返る必要があるだろう。 そこに、小松亮太が北千住で最後の公演を行おうとしている理由がある。 タンギスツ、そして北千住への熱い想いが小松の原点なのだ。 最後に自分の原点の地、北千住で行うザ・タンギスツ。 この公演こそ、小松を更なる飛躍へと導く、第1歩なのである。 すべては新しい音楽(タンゴ)のために。