【出演】
八嶋智人
山崎樹範
藤田記子
吉田晋一
松村 武
佐藤恭子
亀岡孝洋
坊薗節子
田端玲実
米田弥央
小島啓寿
中島栄治郎
上田知嗣
ゲスト
仲坪由紀子(中坪由起子改め)
矢沢誠
【スタッフ】
作・演出:松村 武
舞台監督:原田譲二
美 術:仲根聡子
照 明:林之弘(六工房)
音 響:伊東尚司
作 曲:今村佳岳
衣 裳:木村猛志(衣匠也)
小 道 具 :石井美和
演出助手:岩森康子
宣伝美術:BLOCKBUSTER
宣伝衣裳:太田家世(自由創作師)
宣伝ヘア・メイク:杉長絵美
宣伝・舞台写真:宮木和佳子
制作助手:岡野節子
:橋本あすか
制 作:鈴木祥子
協 力:ハイレグタワー
:シスカンパニー
:藤賀事務所
:バイ・ザ・ウェイ
企画・製作:カムカムミニキーナ
2005年に劇団旗揚げ15周年を迎え、記念公演「越前牛乳」を、東京・大阪・奈良・富山・名古屋の
5都市で満員御礼のうちに成功させたカムカムミニキーナの2006年の新作は「フロシキ」。
夢を追って新天地=フロンティアへと旅立った老舗旅館の娘・春ちゃんの激動の人生を一人娘、
秋の視点からつづる大河ドラマです。
前作「越前牛乳」に引き続き、主演を務める藤田記子はじめ、テレビ・映画でおなじみ八嶋智人、
山崎樹範らオールキャスト出演でお送りします。東京公演はカムカムミニキーナとしては初めての
劇場=新天地である、シアター1010。つくばエクスプレス開通や、東京メトロが3線(千代田線・半蔵門線・日比谷線)直通で乗り入れるなど、都内屈指の乗降客数を誇るターミナル駅の駅ビルに
直結したアクセスのよい劇場です。
今回は山崎樹範のホームタウン、足立区での初、凱旋?公演とあり、夜公演の終演後には日替りのおまけトークライブを開催。
15周年という区切りの年を迎え、劇団の集大成といえる作品「越前牛乳」でご好評を頂いたことに甘んじず、常にフロンティアを目指す、新たなカムカムミニキーナの挑戦をぜひご覧下さい。
【カムカムミニキーナ劇団紹介】
1990年、早稲田大学演劇サークル「演劇倶楽部」のメンバーを中心に旗揚げ。
旗揚げ以来、主宰の松村武が全作品の作・演出を担当。八嶋智人、山崎樹範ら映像でも活躍する個性的な役者が揃う。
ハイテンションでテンポのよい笑いで壮大な物語へと観客を連れ去る独特の作風と演劇ならではの表現にこだわった演出に定評がある。2000年『真昼の大回転』以来大阪でも着々と動員を増やし、2001年には若手劇団の登竜門とも言える紀伊国屋ホールと近鉄小劇場に進出。
2003年からは毎年松村・八嶋の故郷である奈良での公演も行っている。2004年本多劇場に初進出。2005年に旗揚げ15周年を迎え、記念公演第一弾として歌劇スパイスシリーズ最新作『スパイス・オックス』で大阪現代演劇祭に参加。『黒船来襲』に続き、周囲を客席に囲まれたフリースペースでのダイナミックな演出を<仮設劇場>WAで披露した。
また2005年秋には、東京・大阪・奈良・富山・名古屋の5都市で記念公演第二弾『越前牛乳』を
上演。劇団の15年の集大成といえる作品で、各地で満員御礼の好評を得た。
最近では、主宰の松村、看板役者の八嶋のみならず、その他の劇団員も映像、自主企画公演、
商業演劇など様々な外部活動に積極的に力を入れている。
【公演略歴】
1990年 『迷宮博士』(東演パラータ)・・・旗揚げ公演
1994年 初演『越前牛乳』(ウエストエンドスタジオ)
1996年 再演『越前牛乳(シアターサンモール)
2001年 『サイエンス・ジャンボ・ヨーグルト』(紀伊国屋ホール、近鉄小劇場)
2002年 『マイケル・リラクゼイション〜美談・猥談』(中野ザ・ポケット)
2002年 『エメラルド』(シアターアプル、近鉄小劇場)
2003年 『孤独なパイロット』
(やまと郡山城ホール、近鉄小劇場、シアターアプル、広島アステールプラザ)
2003年 『スパイス』(明石スタジオ)
2003年 『黒船来襲』(全労済ホール/スペース・ゼロ、大阪MIDシアター)
2004年 『スパイス・バイパス』(明石スタジオ)
2004年 『超人』(本多劇場・ワッハホール・やまと郡山城ホール・草津文化芸術会館)
2004年 『スパイス・オックス』(全労済ホール/スペース・ゼロ、<仮設劇場>WA)
2005年 『越前牛乳』
(シアターアプル、シアターBRAVA!、やまと郡山城ホール、
富山教育文化会館、愛知県勤労会館)
【あらすじ】
嵐の時代。老舗旅館の娘に生まれた春ちゃんは、不況の波をくらって家を失い、
途方に暮れていたが、通りがかった男の語る夢物語に乗せられて、一家を引き連れ海を渡り、
北風吹きすさぶ国で新しい温泉リゾートをつくる夢を追い始める。
ただ、春ちゃんは、人の話にのせられやすい。しっかりものの弟・利三とは違い、かわるがわるに
現れるアクの強い男達の嘘とも真ともつかぬ言葉にすっかりのせられて、やれ女優を夢見たり、
政治家の妻を夢見たり、あっちこっちへ振り回されたフラフラの人生を送った末に行方知れずとなる。そんな春ちゃんの激動の人生を、今、生き方を迷う、デブの一人娘・秋が静かに振り返る。