チケット料金(全席自由・税込) 大人 4,500円 小人 3,000円(小学生以下)
※小人のチケットはWebでのお取り扱いはございません。
会員先行予約開始3月13日(火)
一般予約開始3月15日(木)
窓口販売・予約引取開始3月17日(土)
お問い合わせ公式サイト:http://y-and-y.net/sylphy/
Romantic Techno Music  03-6715-5354
THEATRE1010 03-5244-1010

2001年のプレゼン公演から全国21地域開催を駆け巡って来た市民ミュージカル
『パーフェクトファミリー!?』のコンビ(荒巻 正/山下 透)がお届けする
自然と魂のファンタジー、新作ミュージカル『Sylphy』プレゼン公演!!

2007年5月3日(木)〜5日(土) 15:00開演 (会場はいずれも開演の30分前)

【出  演】

神 敏将(劇団民藝)
春咲ころん(宝塚歌劇団 月組)

松永隆嗣(劇団ファーストライン) 三竹詩乃 松高タケシ 黄色い稲妻(Air Studio) 天野恭子
蔦木美津子 氏原佑介(オフィス童武) 奥村修平(東宝芸能) 三野友華子 佐々木遼子
井手内萌 小原春香 西平せれな 井上万葉 飯田花歩 水島詩歩子 小野愛実 山田葉子
竹澤未来 清野智之

【スタッフ】

作・演出・振付:荒巻 正
音   楽:山下 透

振   付:山本眞己/荒巻 正
美   術:野村真紀(東宝舞台)
照   明:高橋朋也(東京三光)
衣   裳:伊藤早苗
音   響:まんおよしのり
演 出 補 :松高タケシ
舞台監督:岩戸堅一(アートシーン)
ロゴデザイン:広瀬克也
制   作:山本理恵子 塩月洋子
       Romantic Techno Music
プロデュース: 山下 透

協   力:(株)劇団民藝
       (株)宝塚クリエイティブアーツ
後   援:足立区教育委員会
       社団法人日本青年会議所関東地区東京ブロック協議会

主   催:シルフィー製作実行委員会

【あらすじ】

とある片田舎、風が吹きぬける丘にもの憂げにたたずむのは
都会から転校してきたばかりの兄あつしと幼い妹のみなこ
夕日を浴びながら、ゆきすぎる風に癒されているふたりに難癖を
つけてきたのは、よそものに偏見をもつ地元の番長のアズマたち
その問答無用の喧嘩からふたりを救ってくれたのは
みなこが、夢に思い描いていた風の精霊たちでした

ふたりは5年前の飛行機墜落事故の唯一の生存者だったのです
しかも…当時は10歳の双子だったという
同乗していた両親の亡骸はみつからないまま
みなこは、心も身体も、その時計を止めてしまったというのです
精霊たちは、みなこの身体を離れた魂は、両親の魂を探して
風の中をさまよっているのだと告げます
乱暴者にしか見えなかったアズマも、ふたりの想いに深く共感し
友情に結ばれて、ともに神秘の森へと歩を進めるのでした
はたして、みなこの魂は、その身体にかえりつき
今という時間をとりもどすことができるのでしょうか!?

【作品解説】

ジャパニーズ発 自然と魂の「和魂洋才」ミュージカル

日本発のミュージカルということが“大命題”であった。
何をして日本なのか・・・。
自分の中にある情緒を信じて、書き始めるしかなかった。
題材はやはり、世情を憂う気持ちから端を発したように思う。

「自分はひとりぽっちなんだ」というような見出しで
自らの命を絶つ若者を考察する記事が夕刊に連載されていた。
人が人の心を支えられない世の中なんて…。
時には弱味をさらけ出して、励ましあえる関係は小説の中だけの理想なのか。
誰かと競い合わなきゃいけないのが、生まれてきた定めなのだろうか。
疑心暗鬼…嫌な言葉だ。信じる気持ちが産出すものこそ真実だと思うのだが。

福知山線の脱線事故も記憶に新しい。
御巣鷹山の日航機墜落事故からは20年の月日が流れていた。
未然に防がなければならないことから、神様の悪戯としか思えないことまで
日常の様々なところで悲劇は突発する、どこかで誕生する新しい命と引き換えに
嘆いても、嘆ききれない悲しみを抱えて生きる人の強さよ。
それは、まさしく自然と共棲している姿なのではないだろうかと、
時の流れは自然の最たる慰めではないだろうか。
大自然を目の前に、適うはずもない人間のちっぽけさは逆に雄大だろう。

「シルフィー」とは風の聖霊の意味である。
奄美大島でマングローブを見に出掛けた展望台で
草木をそよがせて、ひっきりなしに話しかけてくるような風を浴びた、初めて
森が生きていることは、自分とは無関係なところでは知っていたが
すべからくこの世の全てが生きているんだという実感が湧いて、勇気がみえた。
必然的に導かれるようにひとりになった、それがひとりじゃないことを教えてくれた。
気持ちがさざめいて、神経が潤むのがわかった、時間に色気が添えられた。
今にして思えば、先回りした慰めを聴かせてくれたようだった。

大切なことは、やはり目には見えないらしい。
それでも、「ひとりじゃないって信じていいよね」って自然に問いかけたい。
答えを聞きわけようとする事は、必ずしも必要なことではないかもしれないが。
舞台は観る人の胸を熱くして、勇気と希望を与えなければ
ひとは何度でも生まれかわれることが出来る生きものだと憧れて。

荒巻 正(脚本・演出)

脚本・演出:荒巻 正
大学在学中に劇団四季研究所のオーディションを受け合格。
日生名作劇場「エルリックコスモスの239時間」でデビュー。12年在団。
2回の海外公演を含む17作品25役を演じる。
1996年よりスイセイミュージカルに参加。
以後、スイセイミュージカルの主要俳優として活躍すると共に、
演出家・振付師・作詞家としてもその才能を発揮。
2001年よりフリーに。
「パーフェクト・ファミリー!?」(全国21都市開催)の指導・演出、 富山市民
ミュージカル「海底ホスピタル」の演出などを手掛ける。
また、富山県芸術祭・演劇ワークショップの講師をはじめ、各地での講師
・講演活動やミュージカルワークショップなど精力的に活動中。
音楽:山下 透
昭和のテレビ界を飾った作曲家山下毅雄の次男として生まれる。
幼少の頃から父親の作品作りに関わり、テレ ビアニメ主題歌の作曲を
強制させられていた話は有名。
1981年ビクターインビテイションより「FAD!/FAD」でアルバムデビュー。
85年より音楽制作集団Romantic Techno Musicを結成、複数のプライベート
スタジオを使い分け、コストパフォーマンスに優れた音楽制作を実現する
一方、94年よりインディーズレーベルにも参画、商業音楽とは一線を画する
作品もプロデュースしている。
1999年、彼の制作オーガニゼイションRTMのメンバーの才能の発表を兼ね
てパカロロレコーズを設立。
近年は大嫌いだったミュージカル界にドップリと進出。
瞬間芸術としての作曲活動が道となっている。

チケット取扱
THEATRE1010 チケットセンター 03-5244-1011
オンラインチケットhttps://www.t1010.jp/
・チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:375-578) 0570-02-9988(オペレーター対応)
・イープラス  http://eplus.jp