チケット料金(全席指定・税込) S席 7,500円 A席 6,000円
※未就学児童入場不可
会員先行予約開始8月23日(木)
一般予約開始8月25日(土)
窓口販売・予約引取開始8月27日(月)
お問い合わせサンライズ プロモーション東京 0570-00-3337(全日10:00〜19:00)
THEATRE1010 03-5244-1010

10月 3
(水)
4
(木)
5
(金)
13:00    
19:00

【キャスト・スタッフ】

出   演:東儀秀樹 舘形比呂一 三田和代 (語り) 宮川安利(語り)

コロス:皆川まゆむ 風花美踊 林 真保 菊池いつか 三好麻沙美 土肥靖子
     岡田桃園 藤原智美 渡辺由美 愛智伸江
演出・振付:上田 遙
音   楽:東儀秀樹 坂出雅海
プロデューサー:別府尚武

主   催:ニッポン放送/B.B.Productions
協   力:THEATRE 1010/矢島聰子事務所/コンボイハウス/ユニバーサルミュージック

【公演紹介】

「天と空と地」宇宙と生命の神秘。
今、蘇る鳳凰が語りかけるものは?
天から降りそそぐ光、美しき響きに満ちあふれた世界。
その光の音を奏でるもの、そしてその光の生命を舞うもの。
雅楽のプリンス 東儀秀樹と、ダンスのカリスマ 舘形比呂一。
究極のアーティストが出会い、ふれあい、ゆらぎ、
二人のカリスマが創り出す音と舞の美の世界に、
特別出演として女優 三田和代が加わり、さらなる世界を繰り広げます。
2006年3月東京国立博物館で初上演された「鳳凰伝説」装いも新に再演される。


【解   説】

「ダンススクエアー記事より」
東京国立博物館エキサイティング・ミュージアム Act.3
  光降るファンタジー 「鳳凰伝説」


2006.3.25 東京国立博物館
東儀秀樹さんと舘形比呂一さんの夢の組み合わせによる「鳳凰伝説」
東京国立博物館の特別室はキャパシティが300人強(×5回公演)。チケットは発売と同時に完売、
オークションでも奪い合いだったのでしょうか。ファンとはまことに凄まじきもの、いえありがたいもの
です。そのため批評家諸氏の誰一人として招待券が発送されず、この「鳳凰伝説」を取材できたのは
カメラマンだけでした。"鳳凰"と聞いて私がイメージしたのは手塚治虫さん原作の「火の鳥」でした。
永遠の命を求める時代の権力者が入り乱れ 不死鳥を追い求める壮大な宇宙ロマンなのですが、
描こうとしたのは"輪廻"それとも"永遠の愛"でしょうか。猿田彦という主人公らしき人物がいるので
すが、運命に翻弄される弱き人間像をこれでもかとばかり見せつけてくれます。はるか昔.....。
鳳・凰の誕生は同時でした。振付の上田遙さんは対極の存在として"鳳"と"凰"を捉え、〈火と水〉
〈静と動〉に描きます。(想像上の霊鳥"鳳凰"は 鳳は雄、凰は雌として別の存在に考えられていた
ようです。)笙を奏でる 東儀秀樹さんが静と水、ダンサー舘形比呂一さんが 火と動を担うかと思えば
そうではありません。水鏡のような静寂を漂わせていた 東儀さんが一転、嵐に転じまた静に戻る。
炎に身を焦がし己を消滅せしめようとする火の鳥を演じていた 舘形さんがコロスと同化したかの
ように無に帰する。瞬間、輪廻転生を感じないではいられません。「永遠の命が欲しい」と願う少女に
「今の命を大切にすることが次の命につながる」と諭す三田和代さん、自然の摂理 を説き・神意を
伝える"巫女"としての登場と解釈しました。 舘形さんは筋骨隆々とした素晴らしい肉体なのにミロの
ヴィーナスを思わせるやわらかな美しさを併せ持っています。客席には圧倒的に女性が多いのです
が、みつめる目が微笑みが「きれい!」と物語っていました。雅楽界のイケメン代表 東儀さんは
音楽家のはずなのですが、「キング・リア」で見せた舞台人の貫禄にますます磨きがかかり、静かな
る存在感は並のダンサーでは到底かないそうもありません。時に愛し、時に憎む存在としての両者の
葛藤シーンは見ている方がつらくなるほど切なく美しいものでした。どちらが欠けても存在しえない
ことが解っているからこそ愛憎が増すのでしょうか。演者としての 東儀秀樹さんと舘形比呂一さんは
どちらも一流ゆえに認め合い戦っているようでした。【対極の出会い〜鳳と凰〜】を経て二人が退場
する際にやっと気づきました。自身の身体を捉えて離さない帯はまるでへその緒のように両者を
繋げていたのです。どちらかが母親?そんなはずはありません。お互いがお互いを憎みながら必要
とする悲喜劇を描くことによって渾然とした希望を私たちに感じさせたかったのではないでしょうか。
圧倒的な二人のカリスマがいるから成立した「鳳凰伝説」なのです。

2006.3.25所見 ダンス・スクエア 鈴木紳司





東儀 秀樹
1959年生まれ。幼少期を海外で過ごし、高校卒業後宮内庁樂部に入る。
宮中儀式や皇居において行われる雅楽演奏会などに出演するほか、
海外での公演にも参加、日本の伝統文化の紹介と国際親善の役割の一翼
を担ってきた。1996年デビューアルバム「東儀秀樹」で脚光を浴び、
以後次々とアルバムをリリース。2001年にはフランス親善大使を務め、
2002年蜷川幸雄演出「オイディプス王」で舞台音楽を担当し読売演劇大賞優秀スタッフ賞受賞。さらに、2005年2月上海一流若手ミュージシャンとの
ユニット「TOGI+BAO」を結成しアルバム「春色彩華」を発売。また絵の才能を
発揮し、絵本「光り降る音」「天つ風の音」「星月夜の音」(文・かんのゆうこ)
では挿絵を担当。2007年6月には「鳳凰伝説」主題曲を含む、最新アルバム"Out of Border"ユニバーサルミュージックより発売。
7月からはデビュー10周年全国ツアーを開催。
舘形 比呂一
1965年生まれ。ニューヨークに舞踊留学。帰国後、名倉ジャズダンススタジオを中心に、バレエ、モダンダンス、ミュージカル等の舞台に出演。
92年より「ザ・コンボイ・ショウ」に出演、94年より正式メンバーとして参加し
現在に至る。また、その一方でソロ&ジョイント公演活動を積極的に展開し、
芸術性の高い卓越したダンスで個性を発揮し人気を博す。
主な出演作には、「狸御殿」「ガイズアンドドールズ」「バルセロナ物語」
「血の起源」「カスパー」熊川哲也氏との競演の「イエローエンジェル」等が
ある。上田遙とは「レディマクベス」「毒蜘蛛〜タランチュラ」「古代のファンタジー・卑弥呼」「鳳凰伝説」の舞台を発表している。
三田 和代
大阪府出身。俳優座付属俳優養成所を卒業後、劇団四季入団。昭和59年劇団四季退団。
女優として、舞台「ナイトマザー」「かめつい奴」「糸女」「滝沢家の内乱」「日本の面影」「雨」
「ハムレット」「糸屋町さくらホテル」「夜への長い旅路」「喪服の似合うエレクトラ」、映画「歌麿」
「少年時代」、テレビ「北の家族」「おはようさん」など数々の出演作がある。紀伊國屋演劇賞、
芸術選奨文部大臣賞、読売演劇大賞最優秀女優賞、紫綬褒章受勲などを受賞。
上田遙、舘形比呂一とは、04年の「ドラキュラ」で競演。
上田 遙
1957年生まれ。87年「叫びと響き」で全国舞踊コンクール第一位文部大臣賞を受賞。
それ以降、振付家としデビューし、熊川哲也が主宰する「K-バレエ・カンパニー」、舞踏家田中泯、
東儀秀樹氏を配した「キング・リア」舘形比呂一と佐々木大の「レディマクベス」橋本拓也出演の
「ロミオとジュリエット」川井郁子、小松亮太参加による「RED」などを次々と創作。
03年からは新国立劇場でのオペラ「ホフマン物語」の振付を担当する。
常に新感覚の舞台を創造し、多方面からの注目を集めている。

チケット取扱
THEATRE1010 チケットセンター 03-5244-1011
オンラインチケットhttps://www.t1010.jp/
・チケットぴあ 0570-02-9966(Pコード:379-528) 0570-02-9999(オペレーター対応)
・ローソンチケット 0570-084-003(Lコード:39682) 0570-000-407(オペレーター対応)
・イープラス http://eplus.jp/
・CNプレイガイド http://www.cnplayguide.com/