【キャスト】
肝っ玉おっ母:草笛光子
アイリフ:田中壮太郎
スイスチーズ:鍛治直人
カトリン:鬼頭典子
イヴェット:久世星佳
司令官:坂部文昭
料理人:大森博史
従軍牧師:高橋長英
進藤ひろし 今國雅彦 稲葉俊一 小林優太 杉浦美和 ほか
【スタッフ】
作:B.ブレヒト
音 楽:P.デッサウ
訳・上演台本:岩淵達治
演 出:西川信廣
美 術:朝倉 摂
音楽監督:池辺晋一郎
照 明:沢田祐二
衣 裳:原 まさみ
音 響:高橋 巌
メ イ ク:青木満寿子
ヘアメイク(草笛光子):佐藤裕子
舞台監督:伊達一成
演出助手:道場禎一
制 作:林 美佐
宣伝美術:薬師神親彦 金子由美子
宣伝写真:稲越功一
主 催:(株)足立コミュニティアーツ
後 援:足立区商店街振興組合連合会
協 賛:SHISEIDO
【あらすじ】
舞台は17世紀のドイツ。ヨーロッパには各国を巻き込んだ「30年戦争」の嵐が吹き荒れている。
そんな戦火の国々を「肝っ玉おっ母」と呼ばれる行商人アンナが荷車を引き、3人の子供たちを
つれて戦場から戦場へと商いをしながら生計を立てている。
しかし、二人の息子は兵隊に取られ、残った聾者の娘カトリンを連れてアンナは生きるために
戦火の中を、相変わらず荷車を引き行商を続けるのだが・・・。
【解 説】
シアター1010では、開館以来「楡の木陰の欲望」「ガス燈」「ベルナルダアルバの家」など、女性の
視点にたった質の高い作品を創造し、評価を受けてまいりましたが、2007年度の自主企画作品と
して、ブレヒトの「肝っ玉おっ母とその子供たち」を上演いたします。
ブレヒト作品は難解と敬遠されがちではありますが、中でも一番ポピュラーな作品である
「肝っ玉おっ母」を、草笛光子を迎え、戦争を糧に生きながら戦争によって3人全ての子供を失って
いく母親の姿を描きます。
「戦争」は、今なお世界中のどこか起こっており、映画で「硫黄島からの手紙」や「父親たちの星条旗」
が話題になっているように、人間の生き方、そして家族のあり方を考えさせるテーマでもあります。
シアター1010初登場となる草笛光子をはじめ、久世星佳、大森博史、坂部文昭、高橋長英ほか、
実力派俳優陣でおおくりいたします。